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2. 超分散性ナノダイヤモンド(UDD) の応用分野


複合メッキ分野
UDDを利用した複合メッキ(UDD + 金属メッキ)は、金属単独メッキと比較して耐摩耗性及び硬度の向上に大きく改質効果を発揮する。
UDDを電解液に入れることにより、結晶構造を細かく、結晶格子間の距離が減少する事で、耐摩耗性、硬度及び耐食性が向上し磨耗係数を低下する。
複合メッキの技術を確立する事によりノンクロム対策の代替メッキ材料の開発が可能になる。

金−UDDメッキのTEM写真


メッキのタイプ UDDを入れた複合メッキ
による耐磨耗性の増加
硬度 (s/o2)
UDD 無し UDD 有り
Cr クロム 7〜10 倍 1150 1400
Ni ニッケル 5〜8 倍 530 680
Cu 銅 9〜10 倍 108 154
Au 金 1.8〜5.5 倍 100 180
Al アルミ 10〜13 倍 430 580
メッキ


研磨材料分野
UDDを含む研磨材は、電子産業、光学、医療器具、機械部品加工等、最終研磨材として、従来の研磨材では達成し得なかった領域に適用する事が可能である。
超精密加工を必要とする研磨材として、スクラッチが微少で,高度な平面度、平坦度(Ra < 数オングストローム)で残留応力(歪み)の少ない面を高度の良品率をもって生産可能とし得る。

UDD研磨材スラリー
粒径分布 0〜250nm
粒径寸法 d50 = 150nm


バイオ分野
高い吸着性、大きな比表面積,ナノサイズのクラスター粒径、表面に官能基が多く存在する事により、UDDは、バクテリア、細菌、ウイルスの吸着材、及び薬剤の固定剤(不動剤)として利用可能である。


ポリマー添加材の分野
弾性の強化,耐熱性の向上、耐寒性の向上活性溶媒に対する耐化学性の増加、薄膜コートによる摩擦係数の低減、熱伝導性の向上等の改質効果を発揮する。
UDDを使用する事により、高価なポリマーの 代わりに特性を低下させる事無く、より安価な材料を使用、提供する事が出来る。
ポリマー添加剤


潤滑剤の分野
UDDは、ナノサイズかつ球形である為、潤滑コンポジションに添加可能である。
この潤滑コンポジションは機械装置、輸送機器エンジン等の潤滑油に使用可能である。
UDD入り潤滑油は接触面で摩擦モーメントが20〜40%低減、その結果、摩擦部分の温度上昇の低下、磨耗では30%〜40%の低減が可能となる。
 
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